私が在籍しているのは、旅行業サイトのシステム管理を手がけるチームで、2021年からはサブリーダー職も務めています。当社で請け負うのはおもに、サイトのコアな部分となる裏側のバックエンド処理業務です。お客さまから制作依頼を受け、システムの目的や仕様などの要件を検討し、必要事項やスケジュール、手順を確認して、製造をおこなう…という、一連の業務を担っています。
この仕事のやりがいは、自分の技術を反映したシステムが世に公開されることです。「このシステムを自分がつくったんだ」と言えることは、非常に大きな誇りですね。これまでの実績のなかには、当社が6年ほどかけてつくりあげたサイトもあり、ユーザーが私たちのつくったシステムを利用して、実際に旅行をしていると考えると、感慨深いものがあります。

未経験からの転職で苦労したこともありますね。私はもともとプログラムに関する知識はもっていましたが、IT業界には学ぶべきことがまだまだたくさんあって…。知らないことが多いと、会話がうまく成立しなかったりもするので、基礎知識を身につけてやっと、仕事のスタートラインに立てるのだと痛感しました。
私が仕事を覚えるためにまず意識したのは、仕事を請け負ってから成果物を納品するまでの、全体の流れを把握することです。また、お客さまの対応をするためには何を知っておくべきか、またそれを知るためには何を学ぶべきかを逆算して、段階的にベースづくりをしていきました。
IT業界に入って感じたのは、技術とあわせて、コミュニケーションも非常に大切な要素であるということです。お客さまと要件などを相談する機会も多いので、初めての就職で対話主体の営業職に就いたことは、自分にとって非常によい経験だったと感じています。

私は現在サブリーダーとして、チームのメンバー管理も務めています。後輩社員から技術に関する質問を受けたときに「自分も以前は同じことがわからなかったのに、気づけば教える立場になったんだな」と、実感することもありますね。また、指導をおこなうことが、自分自身の学びにつながることも多いですよ。
IT業界は人によって相性のよしあしがある業界ですが、私はすごくハマっていますね。ハマる人は必然的に成果が出せると思いますし、また、その成果は会社からもきちんと評価されるので、非常に働きがいがあります。
私の今後の目標は、サブリーダーからさらに、リーダー、マネージャー…と上のポジションを目指すことです。また、IT技術を習得するのも好きなので、自分のなかにある情報を日々更新して、知識や技術にも磨きをかけていきたいですね。

IT業界では、実績を重ねながら、知識や技術をしっかりと身につけられます。ただし自習は絶対に必要です。私も、どんどん出てくる新しい技術に対して日々勉強を続けています。
現在求職中でIT関連の仕事に興味をもっている人は、まず飛び込んでみて欲しいですね。最初は自分が思っている以上に、わからないことが多いと思います。けれどもそれは当然のことで、気にすることではまったくありません。
当社では新入社員に充分な研修期間を設けており、eラーニングシステムなどの学習ツールも提供しています。研修後は個々の適性に合わせたプロジェクトにアサインされ、段階的に指導が受けられるので、業務も無理なく覚えられますよ。未経験者も異業種からの転職を検討している人も、恐れずにどんどん挑戦してください。